これさえ分かれば十分!!S&P500とは?

「S&P500」この用語自体は、この記事を読んでいる読者あれば、聞いた事のある人が大半だと思います。ニュースでS&P500が上がっただの下がっただの連日のように報道されていますよね。

しかし、聞いたことはあっても、実際に「S&P500ってどんな指標?」と聞かれて、明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか?

今回はそんな、知っているようで知らないS&P500指数についてどのサイトよりも詳しく説明していきますので、興味のありそうな部分だけ読んでみてください。

・S&P500ってどんな株価指数?

S&P500指数とは、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス(会社)が算出している米国の代表的な企業約500社の時価総額を基に算出される株価指数です。米国株式市場全体の時価総額の80%をカバーしております。

そのS&P500に含まれる業種の数は約11業種で、それぞれの構成比率は以下の通りです。なんと、以下の構成比率は、アメリカ国内で取引されている時価総額が40億米ドル以上の銘柄の業種構成比と等しくなるように設計されています。

また、後ほど詳しく説明しますが、S&P500は時価総額加重平均株価指数であり、時価総額の大きい銘柄程、全体の指数結果に与える影響も大きくなっています。

実際、たったの50〜70銘柄の値動きだけで、S&P500指数が大きく動くことは珍しくありません。


S&P500基礎情報

構成銘柄数 505銘柄
基準年 1941年〜43年の平均を10
としている
算出方法 時価総額加重平均
構成銘柄見直し頻度 四半期に一度
(3月、6月、9月、12月)
算出通貨 USD, AUD, BRL, CAD,
CHF, EUR, GBP, HKD,
JPY, MXN, SGD
史上最高値 3,588.11
(2020年9月2日)

・どうやって算出しているの?

S&P500では、株価指数の算出方法として、時価総額加重平均を採用しています。ちなみに、以前このブログで紹介した以下の株価指数もS&P500同様、時価総額加重平均を用いて算出されております。

ロシアRTS指数とは?[徹底解説]

PSI20株価指数とは?構成銘柄も全て公開!!

尚、実際にS&P500の計算に使われる計算式は、以下の通りです。

計算式

Price = 株価
Quantity = 株式数
Float = 浮動株比率
Divisor = 除数

一見、ややこしい算出式に見えるかもしれませんが、分解して考えてみると、算出式の意味が分かるはずです。

まずは、分子Price×Quantity×Floatの部分のみを見ていきましょう。

Price(株価)×Quantity(株式数)は、時価総額を示しています。例えば、1株1,000円の株式が100株発行されている場合、その時価総額は「1,000×100=10,000円」となりますよね。

では、Float(浮動株比率)とは、何を示しているのでしょうか?浮動株比率とは、株式市場で流通している株式の内、常に売買される可能性の高い株式の割合のことを指します。

すなわち、分子である{Price・(Quantity・Float)}とは、市場で売買される可能性の高い株式(浮動株)の時価総額を表していることになります。

続いて、分母であるDivisor(除数)とは、何を意味しているのでしょうか?

実は、このDivisor(除数)に関しては、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスも明らかにしておりません。S&P500の計算式について説明するために参考にさせていただいた以下のファイナンシャルタイムズの動画でも、Divisorに関しては明らかではないと述べられています。


・S&P500の構成銘柄になるための条件

S&P500の構成銘柄であるための条件は、以下の通りです。既にS&P500の構成銘柄であり、以下の条件を満たせなくなった銘柄については、四半期に一度実施される「構成銘柄見直し」の対象となります。

3つの条件
①時価総額が50億$以上
②米国企業によって発行されている株式
③良好な収益状況が4四半期に渡って続いており、流動性に関する条件を満たしていること

構成銘柄トップ10を一挙紹介!

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、S&P500の構成銘柄全てを公開している訳ではなく、自社のサイトで時価総額ウエイト(S&P500の値動きに影響を与ええる度合い)が最も高い上位10銘柄のみ公開しております。

同社が公開しているトップ10に入る構成銘柄は下記の通りです。


トップ10構成銘柄

順位 銘柄 業種
1位 Apple IT
2位 Microsoft IT
3位 Amazon IT
4位 Facebook IT
5位 Alphabet IncA IT
6位 Alphabet IncC IT
7位 Berkshire Hathaway 金融
8位 Johnson & Johnson 健康
9位 Visa Inc 金融
10位 Procter & Gamble トイレタリー

・S&P500チャート

こうしてみると多少上下はしていますが、綺麗な右肩上がりで上昇していることが分かります。実際、現代ビジネスの記事によると、平均年利7%程で推移しているとのことです。しかし、19年末から3月12日までに23.2%の下落を経験するなど、大きく下振れることもあるため注意が必要です。

1973年から2018年までの長期的なS&P500の利回りは年平均で7.1%です。

現代ビジネス

出典: S&P 500 | SPX-TRADING ECONOMICS

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