ロシアのGDPについてどのくらい知ってますか?成長率は?順位は?

ロシアのGDPについて。

そんなことを知ろうとする方は相当なマニアックだと思います。この記事では、そのような方向けに、ロシアでの主要産業やGDPに関することなどを幅広く紹介していきますので、興味のある部分だけ一読いただければと思います!

この記事では、ロシアのGDPに焦点を当てているため、そもそものGDPの計算式やGDPそのものについて詳しく知りたい方は以下記事をご確認ください。

あなたは、GDPについてきちんと説明できますか?意外と知らないGDPについて徹底解説!

1. そもそもロシアで盛んな産業とは!?

ロシア経済を支える産業とは?と聞かれてパッと思い浮かぶ人はほとんどいないのではないでしょうか??

ニュースをよく見聞きする人であれば、石油やガスなどの天然資源産業を思い浮かべる方もいるかもしれません。

確かに、ロシアは世界1.2を争う天然資源生産国ですので、天然資源によって経済が支えられているといった側面もあります。しかし、実際のところロシア経済は、天然資源産業だけではなく、輸送機器、鉱業、航空機、製造業、製紙産業など様々な産業によって支えられています。

その中でもロシア経済への寄与度が最も高い産業は、実は機械製造業です。実際、機械製造業はロシア経済の30%を占める産業であり、他の産業もそこで生産された機械類に支えられている節があります。

続いて、肥料や薬品などを製造する化学工業やエネルギー資源産業などがロシアで盛んな産業となります。


2. ロシアGDPへの各産業の寄与度

産業別で見た2019年時点でのロシアGDPへの寄与度は、サービス業が54.03%工業が32.17%農業が3.45%となっています。意外にもサービス業が占めている割合が高く驚かれた方も多いのではないでしょうか?

また、年代別の寄与度の推移は以下の通りです。

農業 工業 サービス業
2019 3.45% 32.17% 54.03%
2018 3.37% 32.82% 53.54%
2017 3.55% 30.67% 56.03%
2016 3.84% 29.17% 57.01%
2015 3.87% 29.79% 56.14%
2014 3.36% 27.93% 55.68%
2013 2.99% 28.19% 56.12%
2012 2.93% 29.1% 54.51%
2011 3.15% 29.41% 53.8%
2010 3.34% 30.0% 53.12%
2009 4.08% 29.33% 53.77%

こうして見ると、2009年から2019年の10年間でほとんど変化がないように見えます。強いて言うなら、全体として工業の割合が微増し、サービス業の割合が微減したくらいですかね。

このように、サービス業がGDP全体に占める割合も高いため、労働市場への影響度も自然と大きくなります。実際、1999年以来から2019年に至るまで、サービス業界で雇われた人材は年に55%を超えます。

*出典元を確認したい方は参考文献1番上のリンク先参照


3. ロシアGDPの順位

ロシアはBRICS(BRICSについては以下参照)の一角であり、「最も経済成長が早い国の1つ」として注目され、2030年には世界で最もGDPの総額が大きい国になるとまで言われていました。

しかし、2015年には、年率18%の高インフレ率に見舞われた上、2014年と比較したGDPは5,000米$も減少しました。

このように、当初想定されていた程のGDP成長率を達成できなかったこともあり、2019年のIMF統計によると、ロシアのGDPランキングは11位となっています。

BRICSとは?

2001年にゴールドマン・サックスのチーフエコノミスト(Jim O’Neill:ジム・オニール)によって提唱された経済発展の著しい4カ国を意味するBRIC(ブラジル、ロシア、インド、中国)に、南アフリカを加えた総称。*南アフリカは、2011年にBRICへの仲間入りを果たし、BRICSに改名されました。


4. ロシアGDP(年成長率)の推移

以下のグラフは、2000年〜2019年におけるロシアのGDP成長率(年率)の推移を示しています。

参考元: GDP growth (annual %) Russian Federation – The World Bank

RRICの一角として注目を浴び、2000年以降急拡大したロシアのGDPですが、2009年のリーマンショック以降低位で推移していることが分かります。

2010年にはGDPは大幅に改善しましたが、失業率は7.3%を記録。労働市場の環境の悪化が目立ちました。その後、2015年まで5年連続で成長率が前年比を下回る結果となり、2015年には、成長率マイナスを記録しました。

また、直近の2020年第二四半期は、感染症拡大の影響を受け、前期比-8.5%を記録、2020年の年率見通しは、-5%〜-6%程度になると予想されています。


5. まとめ

ロシアGDP
公表機関 ロシア連邦政府
ロシア主要産業 機械製造業
各産業の寄与度 サービス業:54.03%
工業:32.17%
農業:3.45%
ロシアGDP順位 11位(2019年IMF)
GDP成長率 +1.34%(2019年)

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