今の相場はバブル相場なのか?株式市場の体温計「騰落(とうらく)レシオ」について分かりやすく徹底的に解説!!


株式市場が高騰し続ける様子を見ると、「現在の相場は過熱気味では?」と不安に思う方も少なくないと思います。


実際、日経平均株価が高騰し続け、30年ぶりに3万円台を記録した現在、「恐怖・強欲指数」について書いた「相場の過熱感が分かる!?恐怖・強欲指数とは??」の記事のアクセス数が、異常なほど伸びています。


どれくらい伸びているかと言うと、直近28日間で660%以上のアクセス数を記録するほどです。。


このように、「現在の株式市場は過熱気味では?」と感じている方が、増えていると考えられます。


そこで、この記事では、恐怖・強欲指数恐怖指数同様、相場の過熱感を測定する「騰落レシオ」について徹底的に解説した上で、騰落レシオによると現在の株式市場が過熱気味なのかどうなのかについても解説していきます。


リスくん
この記事は、「騰落レシオ」についてや現在の動向について解説した記事で、投資手法等については一切書かれておりませんので、予めご了承ください。

1.騰落レシオとは??

騰落レシオとは、一定期間における値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から相場の過熱感を測る指標です。


短期間における過熱度合いを確認したい場合は、5日間における値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率を示す「5日間騰落レシオ」を活用し、長期間で見たい場合は、「25日間騰落レシオ」を用いるのが一般的です。


騰落レシオは、TOPIXの全構成銘柄を対象としたものと、日経平均株価の全構成銘柄を対象としたものがあります。


また、計算式については後ほど紹介しますが、対象銘柄の「値上がり銘柄数」と「値下がり銘柄数」の数が同じ場合、騰落レシオは100となります。


すなわち、騰落レシオが100を超えると、値上がり銘柄数の方が多く、100を下回ると、値下がり銘柄数の方が多いということになります。


一般的には、騰落レシオが120を超えると過熱気味70を下回ると売られすぎとされています。


KEY WORDS
・一定期間における値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率で市場の過熱感を測定する指標

・期間は5日間か25日間を用いるのが一般的

・「相場の体温計」としての役割がある

・120を超えると過熱気味、70を下回ると底値ゾーン

2.どうやって計算されるのか?

騰落レシオの計算式は極めて単純です。


同じ相場の過熱感を示す「恐怖・強欲指数」や「恐怖指数(VIX指数)」と比較しても、間違いなく最も簡単な計算式となっています。


騰落レシオの計算式は以下の通りです。

計算式
騰落レシオ = 値上がり銘柄数÷値下がり銘柄数×100

参考:金融・証券用語解説 – 大和証券


値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割ったものに100をかけて算出しているため、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数が同じであれば、結果は100となります。


従って、騰落レシオが100を超えれば、値上がり銘柄数の方が多く、反対に100を下回れば値下がり銘柄数の方が多いということになります。


また、上述した通り、騰落レシオは120を超えると過熱気味、70を下回ると底値圏とするのが一般的です。

3.騰落レシオをリアルタイムで調べる方法

ここでは、騰落レシオをリアルタイムで確認する方法をご紹介します。


TOPIXの全構成銘柄を対象とした騰落レシオの結果を確認したい場合は、騰落レシオ TOPIX テクニカルチャート – 投資の森をご参考ください。


↑のサイトでは、25日間におけるTOPIXの騰落レシオを示しております。


続いて、日経平均株価の全構成銘柄を対象とした騰落レシオの結果を知りたい場合は、騰落レシオ 日経平均 テクニカルチャートをご参考ください。


↑のサイトでは、25日間における日経平均の騰落レシオを示しております。


また、TOPIXを対象とした騰落レシオの長期間の推移を確認したい場合や、6日〜25日間といった様々な期間で騰落レシオを確認したい場合は、騰落レシオ 日経平均比較チャートをご確認ください。


4.今の相場は過熱気味なのか?

日本株も東証1部の上昇・下落銘柄数の百分比を示す騰落レシオ(25日)が10日に125と約4カ月ぶり高水準となり、テクニカル分析は短期的な過熱感を示している。

引用元: Yahoo News


上の記事が公表された前日(2021/02/09)には、約2ヶ月ぶりに、「買われすぎ」とされる120を超えました。


しかし、02/16現在の25日間騰落レシオでは、110.99であり、高値圏とされる120は下回っております。


そのため、「現在の相場は過熱感を示している」とは言いきれない数値ではありますが、110を超えており、「過熱気味である」とは言えるでしょう。


5.騰落レシオとTOPIXの関係性

以下のグラフは、2020年1月〜2021年2月16日までのTOPIXとTOPIXを対象とした25日間騰落率の推移を示したグラフです。



騰落レシオは上下に変動しているのにも関わらず、TOPIXは緩やかに上昇し続けているのがお分かりいただけたでしょうか?


このように、騰落レシオとTOPIXは、長短期的には騰落レシオが120を超えればTOPIXは下落するという傾向にあるかもしれませんが、長期間でみるとそういった傾向は見られません。


従って、騰落レシオは、短期的にはTOPIXの先行きを占う上で参考になる指数であり、長期的にはあまり参考にならない指数だと言えるのではないでしょうか?

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