相場の過熱感が分かる!?恐怖・強欲指数とは??


投資の世界には、「悲観で買って、楽観で売る」という格言があります。


投資の神様として崇められるウォーレン・バフェット氏もこの格言を重要視しており、かの著名投資家であるジョン・テンプルトン氏も「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」と述べています。


ですが、株価の値動きをただ眺めていても、マーケットの心理はなかなか掴めないですよね。。


そこで、役に立つのが恐怖・強欲指数です。恐怖強欲指数は、アメリカの有名なテレビ局であるCNNが7つの要素を基に算出している指標で、投資家心理を反映する指標です。


この記事では、そんな市場心理を示す恐怖・強欲指数について徹底解説した上で、仮想通貨市場における恐怖指数についても紹介しています。

・恐怖強欲指数とは??

恐怖・強欲指数とは、米国のCNNが公表する指標で、市場心理を以下の図にある通り、0〜100の数値で示した指標です。0に近づくほど、市場は恐怖を感じており、100に近づくほど強欲であることを示しています。


CNN
リスくん
0〜25「恐怖の極み(extremely fear)、25〜50「中間(neutral)」、50〜75「強欲」、75〜100「強欲の極み」という4つの区分に分けられています。

算出方法としては、後ほど紹介する7つの要素を均等に組み込み算出されております。


また、恐怖・強欲指数と似たような指標として、VIX指数が挙げられます。VIX指数も恐怖・強欲指数同様、投資家心理を反映させた指標ですが、VIX指数は、SP500の先物価格のみを対象としている点で恐怖・強欲指数とは異なっています。


KEY WORDS

・市場の楽観度合い/悲観度合いを測るCNNが公表している指標

・7つの要素で構成される

・0〜100で示され、0〜25「恐怖の極み(extremely fear)、25〜50「中間(neutral)」、50〜75「強欲」、75〜100「強欲の極み」という4つの区分に分けられる

・alternative.meというサイトでは、仮想通貨版「恐怖・強欲指数」が確認できる

・仮想通貨版「恐怖・強欲指数」では、GoogleトレンドやSNSなどの動向も算出材料としている


・恐怖・強欲指数を左右する7つの要素

恐怖・強欲指数を決定づける7つの要素は以下の通りです。恐怖・強欲指数は、これら7つの要素を均等に組み込み、算出されています。


7つの要素

  1. 株価の強さ(Stock Price Strength)
  2. 株価の出来高比率(Stock Price Breadth)
  3. プット&コール比率(Put and Call Options)
  4. 市場モメンタム(Market Momentum)
  5. ジャンクボンドの需要(Junk Bond Demand)
  6. 市場ボラティリティ(Market Volatility)
  7. 安全資産の需要(Safe Haven Demand)

1.株価の強さ

ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している銘柄の内、52週間高値を更新した銘柄数と同安値を更新した銘柄数


2.株価の出来高比率

McClellan Volume Summation Index(マクレラン・ボリューム・サーメーション指数)による値上がり株と値下がり株の出来高


3.プット&コール比率

シカゴオプション取引所のプット&コール比率を、5日間移動平均で比較して相場の強さを測る


4.市場モメンタム

S&P500指数が125日間移動平均線からどれほど乖離しているかによって市場のモメンタムを測る


5.ジャンクボンドの需要

投資適格債とジャンクボンドの利回り差から、ジャンクボンド債の需要を測る


6.市場ボラティリティ

VIX指数


7.安全資産の需要

直近20日間の株式と債権のリターンの差


赤ちゃん
恐怖・強欲指数と似たような指標であるVIX指数の結果も、同指数に含まれているんだね!

・仮想通貨市場における恐怖・強欲指数

恐怖・強欲指数は、株式市場の過熱度合いを測る指標ですが、仮想通貨市場にも恐怖・強欲指数が存在しています。


仮想通貨市場における恐怖・強欲指数は、alternative.meというサイトで公表されており、主にビットコイン(BTC)の出来高やボラティリティなどを基に算出される指標です。


alternative.meで公表される恐怖・強欲指数の算出方法は、CNNが公表している株式市場の恐怖・強欲指数とは異なり、以下6つの要素によって算出されます。


6つの要素

  1. ボラティリティ(Volatility) 25%
  2. 市場モメンタム(Market Momentum) 25%
  3. ソーシャルメディア(Social Media) 15%
  4. 調査(Surgerys) 15%
  5. ドミナンス(Diminance) 10%
  6. トレンド(Trend) 10%

リスくん
上記6つの要素を、右側に記載されている%の比率で、それぞれ結果に組み込み算出されます。

1.ボラティリティ 25%

現在のビットコイン価格と直近30日間&90日間の平均を比較して算出されます。「ボラティリティが激しい=恐怖」とされています。


2.市場モメンタム 25%

現在の価格の上昇率と30日間&90日間の平均を比較して算出されます。出来高が大きく、価格の上昇率が高ければ高いほど、「市場は強欲になっている」と認識されます。


3.ソーシャルメディア 15%

SNS(Twitter)上の仮想通貨に関するハッシュタグや様々な投稿を分析し、暗号資産に関する関心度合いを測ります。関心が高ければ高いほど、価格にプラスの影響を与え、市場は強欲になっているとされます。


4.調査 15%

週次で仮想通貨市場に関するアンケートを実施し、回答者が市場をどう見ているか調査します。毎回、2,000人〜3,000にほどの回答が集まるそうです。


5.ドミナンス 10%

ビットコインが仮想通貨市場におけるドミナンス度合いを測ります。ビットコインは、仮想通貨市場における安全資産として認識されているため、ビットコインのドミナンスが高まる=仮想通貨市場に恐怖が蔓延しているとされます。


6.トレンド 10%

Googleトレンドで特定のワードの検索ボリュームを調べることによって、トレンドを読み取ります。ネガティブな検索ワードのボリュームが多ければ多いほど、市場に恐怖が蔓延しているとされます。


赤ちゃん
alternative.meが公表している仮想通貨(主にビットコイン)の恐怖・強欲指数では、SNSやアンケートの回答結果など、より「感覚」に近い指標になっているんだね。

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