第3次産業活動指数とは?指標についてや計算方法、調査対象などについて徹底解説!!

1.第3次産業活動指数とは?

第3次産業活動指数とは、調査対象である11業種において、基準年(2015年)に産み出された付加価値(価格×数量)や生産高などを基準とした基準指数と、指標対象月の生産活動を比較し、全体を100として結果を示す指標です。


ですので、100より指数が大きければ、基準年より第3次産業が活発であり、100を下回れば不活発であることを表しています。


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豆知識ですが、経済産業省のホームページによると、第3次産業活動指数は英語で、「Indices of Tertiary Industry Activity」と言われるそうです。


第3次産業活動指数は、他の指標を組み合わせて作成される二次統計です。調査対象月の翌々月中旬に結果が公表されるため、速報性が皆無であり、景気にあまり敏感に反応しない指標です。

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他の指標を組み合わせる二次統計とは異なり、調査の結果に基づいて作成される指標を一次統計と言います。

また、第3次産業活動指数では、以下の通り、調査結果に基づいた経済産業省の声明文も併せて公表され、前月と比較して景況感が拡大したのか縮小したのかが注目されます。


- 第3次産業活動は、持ち直しているものの、一部に足踏みがみられる -

2020年11月分結果 – 経済産業省

2.どの業種を調査対象としているのか?

第3次産業活動指数では、上述した通り11業種を調査対象としております。


対象となる11業種は下記の通りです。

*順不同


業種 詳細
1.医療・福祉
2.卸売業 その他卸売業、食料品卸売業、材料,鉱物・金属材料等卸売業
3.小売業 その他小売業
4.情報通信業 情報サービス業
5.不動産業 マンション分譲業
6.運輸業・郵便業
7.金融業・保険業
8.事業向け関連サービス
9.生活娯楽関連サービス 宿泊業、競馬、遊園地
10.物品賃貸業
11.電気・ガス・熱供給・水道業


このように、第3次産業活動指数では、上記11業種を主な調査対象としております。


「ロイター通信」などのニュース記事ではよく「11業種中〜業種が上昇/減少に転じた」と報道されることが多く、上昇した業種と減少した業種を紹介しているため、どの業種が好調でどの業種が不調なのかを知る手がかりとなります。


3.どのようにして算出されるのか?

第3次産業活動指数は二次統計です。従って、他の統計を基に、第3次産業活動指数の結果を算出しています。


基礎として使用される統計は、家計調査や毎月勤労統計などです。第3次産業活動指数は、こうした一次統計の基準年(2021年現在では2015年)の平均と、調査対象月の結果を比較する「ラスパイレス算式」という算出手法を用いて計算されます。


また、基準年を100とした指数で算出されるため、結果が100を超えていれば、基準年よりも第3次産業の活動は活発であり、反対に下回っていれば、2015年時よりも第3次産業が落ち込んでいることを意味しています。


KEY WORDS

・基準年を100として、調査対象月の第3次産業における販売額や生産額などの状況を示す指標

・11業種が調査対象

・調査対象月の翌々月中旬に公表

・二次統計であり、速報性は無い

・算出方法としてラスパイレス算式を採用

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