BBA住宅ローン承認件数とは??

BBA住宅ローン承認件数とは、名称の通り、英国銀行協会(BBA)が公表する住宅ローンの承認件数を示す指標です。本指標に、住宅ローンの借り換えや、住宅購入以外の目的でのローン申請件数は含まれておりません。

調査対象となるのは、以下の金融機関の顧客で、英国国内のリテール・バンキング業務の約65%にあたります。

調査対象

バークレイズ銀行, HSBC銀行, ロイズ銀行グループ, ロイヤルバンク・オブ・スコットランドグループ, サンタンデール銀行, TSB銀行、 ヴァージン・マネー

ハリネズミ
リテール・バンキングとは、個人や中小企業にサービスを提供する小口の金融取引業務のことを指すよ。対照的に、大企業、官公庁や金融機関を対象に行う大口の金融取引業務のことをホールセール・バンキングと言うんだよ。

1. BBA 住宅ローン承認件数の特性

住宅ローン承認件数は一般的に、投資や住宅価格の先行指標とされています。従って、住宅ローン承認件数の減少は、将来の住宅投資や住宅価格の減速を意味しています。

また、本指標が公表された1週間後に、イングランド銀行も住宅ローン承認件数を公表しますが、本指標の方が、市場関係者からの注目度は高くなっています。


2. BBA 住宅ローン承認件数 12月結果

2020年1月27日 発表

季節調整済み件数

今回結果: 46,815件

前回結果: 43,715件


前回(2019年 11月)は、2017年1月以来最多となりましたが、今回は、それを大きく上回る結果となり、2015年以来で最多となりました。また、住宅購入を目的とした住宅ローン申請件数は、前年同月比で7.9%増となっています。

承認件数の大幅増に伴い、住宅ローンの取り扱い額も増加。金額にすると222億£(ポンド)で2016年3月以来の高水準となりました。

2019年度は、ブレグジットによる先行き不安で、3分の1程度のリフォーム計画がキャンセルになる程、住宅市場は弱気となりました。

その結果、2019年度全体でみると、前年度と比較して、承認件数はわずかに減少。しかし、英国総選挙で保守党が大勝利を収めて以降、EU離脱までの道のりがある程度明確になったことから、不安が少しずつ解消され、12月の承認件数が大幅に増加したと考えられています。

赤ちゃん
2019年12月は、2015年以来で最多となったけど、2019年全体でみると、前年より僅かに減少したんだね。原因としては、ブレグジットによる先行き不安が大きな原因のひとつなんだね。


3. BBA 住宅ローン承認件数の動向

ハリネズミ
以下のグラフは、住宅ローン承認件数の推移です。英国銀行協会(BBA)が発表している数値を基に著者が作成しました。



2019年度の住宅ローン承認件数は、2018年度と比較して7.9%増加しました。歴史的に低い住宅ローン金利が、住宅ローン承認件数の増加を後押したと言われています。

しかし、住宅ローン取り扱い金額の総額は、2018年度と比較すると1.1%減となり、件数は増加しましたが、額は減少するという結果になりました。

件数が増えているのにも関わらず、取り扱い総額が減少しているのは、数年間にわたるロンドンと英国のサウスイーストエリアの弱気市場が原因であるとされています。

また、2019年度内の承認件数の動向をみてみると、11月以前は、8月、9月、10月と3ヶ月連続で減少、そして10月は直近7ヶ月で最も少ない件数となりました。そして、11月に2017年度以来の高水準まで回復し、12月には11月をさらに上回る結果となりました。


4. まとめ

赤ちゃん
BBA住宅ローン承認件数のまとめは、以下の通り。


BBA住宅ローン承認件数
調査機関 英国銀行協会(BBA)
公表日 毎月下旬
指標概要 住宅ローンの承認件数を示す指標。
本指標に、住宅ローンの借り換えや、
住宅購入以外の目的でのローン申請件数は含まれていない。
調査対象 英国大手金融機関。
英国国内のリテール・バンキング
業務の約65%に相当する顧客が対象
指標特徴 投資や住宅価格の先行指標。


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