FTSE100株価指数について根こそぎ解説!!

FTSE100、正式名称:FTSE100種総合株価指数は、イギリスのロンドン証券取引所(LSE)に上場している銘柄で構成されている株価指数です。なんと、LSEに上場している全企業の時価総額の8割も占めております。

リスくん
豆知識だけど、FTSE100は、単純に「えふてぃーえすいー100」と呼ばれる時もあれば、「フッツィーワンハンドレッド」と言われることもあるよ。

本記事では、FTSE100種総合株価指数(以下、FTSE100)についての詳細や、構成銘柄、これまでの推移など、幅広く深く解説しております。

尚、FTSE100への投資については一切記載しておりませんので、「FTSE100」という株価指数そのものについて詳しくなりたい方のみ一読ください。

記事の内容
・FTSE100とは?
・構成銘柄トップ5!
・指数に占める業界ごとの比率
・構成銘柄

そもそもFTSE100とは?

FTSE100とは、ロンドン証券取引所(LSE)に上場している時価総額上位100銘柄で構成されており、LSEに上場している全企業の時価総額の約80%をカバーしている株価指数です。また、構成銘柄は四半期に一度、時価総額が上位100銘柄で構成されるよう見直しが行われます。

イギリスの「ファイナンシャル・タイムズ」と「ロンドン証券取引所(LSE)」の合弁会社である「FTSE」が時価総額加重平均を用いて算出しております。

*時価総額加重平均がどのようにして算出されるか気になる方は以下の記事をご確認ください。

ボベスパ指数とは?ラテンアメリカを代表する株価指数〜


FTSE100は、「FTSEシリーズ」と呼ばれる株価指数シリーズの1つであり、FTSE100以外にも10種類以上あります。



代表的なFTSEシリーズ一覧


株価指数名 指数概要
FTSE250 FTSE100の250銘柄
バージョン。ロンドン
証券取引所に上場して
いる企業の上位250
銘柄で構成。
FTSE350 FTSE100とFTSE250
の構成銘柄を足した
株価指数。上位350
銘柄で構成。
FTSE SmallCap FTSE All-Shareの内
FTSE350に選出され
なかった銘柄で構成。
FTSE All-Share ロンドン証券取引所に
上場している全銘柄の
98%以上で構成。時価
総額が全体の0.20%
以下の銘柄は、次で
説明するFTSE
Fledglingに組み
入れられる。
FTSE Fledgling 時価総額が小さく、
FTSE All-Shareに
選出されなかった
銘柄で構成。厳密
には、時価総額が
ロンドン証券取引所
に上場している
全銘柄の0.20%以下
の銘柄で構成されて
いる。
FTSE 350 Higher Yield FTSE350の銘柄を
配当金が高い順に
並べ、比較的配当
金が高い銘柄で
構成。
Higher yieldと
Lower yieldの
構成銘柄の時価
総額が大体50%、
50%となるように
振り分けられている
FTSE 350 Lower Yield FTSE350の銘柄を
配当金が低い順に
並べ、比較的配当
金が低い銘柄で
構成。
Higher yieldと
Lower yieldの
構成銘柄の時価
総額が大体50%、
50%となるように
振り分けられている。
FTSE All-Small FTSE SmallCapと
FTSE Fledgingの
構成銘柄を合わせた
銘柄で構成。

構成銘柄トップ5!

さすがに、FTSE100の全銘柄(現在は101銘柄)を紹介するのは骨が折れますので、構成銘柄の内、時価総額トップ5とその企業情報を簡単に紹介していきます。

企業名 セクター ウエイト
AstraZeneca 医薬
バイオテクノロジー
7.22%
GlaxoSmithKline 医薬
バイオテクノロジー
4.78%
HSBC Hldgs  銀行 4.43%
British American
Tobacco
タバコ 3.81%
Diageo 飲料 3.79%
合計: 24.04%

1位
アストラゼネカ

イギリスのケンブリッジに本社がある製薬会社。元々、イギリスの大手化学会社であるICIの医薬品部門から分離した「ゼネカ」と、スウェーデンに本拠をおき、北欧最大であった「アストラ」が合併して誕生した企業。腫瘍学、心血管・腎・代謝(CVRM)、呼吸器の3つの分野に強みがある。

リスくん
アストラゼネカは、最近、
日本でも新型感染症の
ワクチンの治験を開始しました。


2位
グラクソ・スミスクライン

グローバル製薬会社。「シュミテクト」や「カムテクト」に代表されるオーラルケア製品や、「ポリデント」などの義歯ケア製品は日本でも有名なので、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?



3位
HSBC

世界64ヶ国でサービスを展開しているグローバル金融機関。最近では、「フィンセン文書」の流出で、詐欺絡みの不正送金を黙認していたとして、株価は25年振りの安値をつけました。



4位
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ

タバコの製造・販売を手がけるイギリスに本社を置く企業。配当利回りが7.0%以上の高配当銘柄として人気が高い銘柄です。



5位
ディアジオ

世界180ヶ国以上で商品を販売するイギリスの酒造会社。ウォッカのスミノフやギネスなどの商品で有名です。


FTSE100構成銘柄の業種別比率

FTSE100指数の構成銘柄における産業別構成比率は以下の通りです。見やすくするために、構成比率の高いトップ3を赤文字にしております。

FTSE100は算出方法として、時価総額加重平均を採用しているため、時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすい株価指数です。

従って、以下の表を見るとFTSE100は、1位:金融サービス2位:ヘルスケア3位:産業財&サービスの動向に比較的影響を受けやすい株価指数であると言えます。

産業 銘柄数 構成比率:%
石油&ガス 3 7.44
化学 2 0.81
資源 9 8.11
建設&資材 1 1.52
産業財&サービス 15 11.03
自動車&部品 0.04
飲食 3 4.19
家財・家具 9 10.89
ヘルスケア 4 11.20
小売 9 4.69
メディア 7 3.65
旅行・レジャー 6 4.16
通信 2 2.18
公共事業 5 3.27
銀行 5 6.64
保険 7 4.63
不動産 3 2.92
金融サービス 8 11.38
テクノロジー 3 1.25
合計: 101 100
リスくん
以下に、上の表の結果をまとめておきました。

産業別銘柄数
1位:産業財&サービス
2位:資源、家財・家具、小売
3位:金融サービス

産業別構成比率
1位:金融サービス
2位:ヘルスケア
3位:産業財&サービス


FTSE100のチャート

以下のグラフは、1985年12月1日〜2020年9月1日の期間におけるFTSE100の推移を示すグラフです。参考までに、FTSE100は、2018年5月に7903.50に達し、史上最高値を更新しました。

*FTSE100は、1984年1月(基準年月)を1,000として算出されております。

yahoo!financeのデータを基に著者が作成


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